開館40周年記念　旧朝香宮邸を読み解く A to Z

東京都庭園美術館の本館は、1933（昭和8）年に、皇族・朝香宮家の邸宅として竣工。外務大臣・首相の公邸や迎賓館として、時代とともに役割を変え、美術館となって40周年を迎える。国指定の重要文化財ともなっており、活用と保存を調和・両立させた存在といわれている。今展では、各部屋に散りばめられたキーワードを解説しながら館内を回り、素顔の旧朝香宮邸と対話してもらう。伊藤公象（いとう・こうしょう、1932〜）と須田悦弘（すだ・よしひろ、1969〜）をゲストアーティストに迎え、本館内や庭園で、旧朝香宮邸をさらに深く読み解く手がかりとなるようなインスタレーションを展開する。