ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?—国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

台東区 国立西洋美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年3月12日(火)~5月12日(日)

国立西洋美術館の母体となった松方コレクションを築いた松方幸次郎(1866〜1950)は、日本の若い画家たちに本物の西洋美術を見せることが未来の芸術活動に資することを期して、膨大な数の美術品を収集した。また、戦後に国立西洋美術館の創設に協力した当時の美術家連盟会長・安井曾太郎(1888〜1959)は、コレクションの恩恵を受けるのは誰よりも自分たちアーティストであるとの想いを表明している。今展は、1959年の開館以来初めての試みとなる現代アーティスト21組とのコラボレーション企画。アーティストたちが独自の視点から選んだ所蔵作品にインスピレーションを得た新作や、美術館という場所の意義を問い直す作品などが展示される。