ライトアップ木島櫻谷—四季連作大屏風と沁みる『生写し』

港区 泉屋博古館東京 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年3月16日(土)~5月12日(日)

大正中期に大阪茶臼山に建築された住友家本邸を飾るため木島櫻谷(このしま・おうこく、1877〜1938)が描いた、縦180cm・幅720cmを超える大作の四季連作屏風《柳桜図》(1917年)、《燕子花図》(1917年)、《菊花図》(1917年)、《雪中梅花》(1918年)を全点公開。また、古典画題に沿いながらもリアルな人間的感情を溶かし込んだ代表的な動物画も展示。円山四条派を継承した画家たちによる写生作品とあわせて紹介することにより、櫻谷の「生写し」表現の特質を際立たせる。