頂相祖師たちの絵姿 Ⅰ期

京都市 相国寺承天閣美術館 TEL.075-241-0423

開催期間:2024年3月17日(日)~5月12日(日)

インド人仏教僧・達磨(だるま)を開祖とする中国禅宗は、その教えが師から弟子へと連綿と受け継がれ、今にその法脈が受け嗣がれているが、法が嗣がれたその象徴として、師の絵姿や袈裟が弟子に渡される。その絵姿「頂相(ちんそう)」は、法を嗣いだ証であるだけではなく、師の回忌法要の際にも掲げられる。相国寺は、夢窓疎石(むそう・そせき)を開山とするが、その教え、つまり法は、鎌倉時代に来日した無学祖元(むがく・そげん)から日本僧・高峰顕日(こうほう・けんにち)へ伝えられ、夢窓疎石に嗣がれた。今展では、相国寺本山や塔頭などに伝わる頂相を多数公開する。