村山コレクション受贈記念展『佛(ほとけ)』〜祈りのかたち〜

神戸市 香雪美術館 TEL.078-841-0652

開催期間:2021年5月22日(土)~7月4日(日)

朝日新聞社の創業に関わった村山龍平(1850〜1933)は、日本・東洋の古美術を収集したことで知られる。この村山コレクションの保存に情熱を注いだ、村山龍平の孫で朝日新聞社三代目社主だった故・村山美知子(1920〜2020)の遺志により、総数1,600点以上に及ぶ村山家旧蔵の作品・資料が、2020年、香雪美術館に一括寄贈(遺贈)された。受贈作品を紹介するシリーズ展の第2弾では、仏教の深遠な思想をあらわす密教美術、人々の身近な救いの佛である観音と地蔵、神々の美術などを紹介。伝狩野探幽《三十三観音図》は、1412年に明兆が描いた《三十三観音図》(京都・東福寺)を模写した江戸時代の作品で、33幅が一堂に会する様は圧巻。