山本大貴 —Dignity of Realism—

次代の写実絵画を担う画家として注目を集めている千葉市出身の山本大貴（やまもと・ひろき、1982〜）の美術館での初の個展。映画を撮ることにもなぞらえるように、脚本を構想し、人物のポーズ、衣裳、調度品などの小道具、全体の配置、照明などを細部まで計算して演出。睫毛の一本、指先の動きひとつまで緻密に描き込む。学生時代の作品から最新作まで代表作約40点を展示し、これまでの画業を振り返るとともに、今後の展望を見据える展示構成となっている。