北斎ブックワールド知られざる板本の世界

浮世絵の起源は板木に文字や挿絵を彫って摺ったものを本に仕立てた板本で、絵のみが独立したともいわれ、葛飾北斎（1760〜1849）も数多く刊行している。今展では、第1章「板本の基礎知識」、第2章「板本に関するトピックス」、第3章「所蔵者・読者の痕跡」、第4章「板本の優品」に分けて、北斎や門人が描いた板本作品約110点（前後期で一部展示替えあり）を展示し、板本の魅力、「読む」楽しさを紹介する。