ホー・ツーニェン 百鬼夜行

ホー・ツーニェン（Ho Tzu Nyen、1976〜)は、歴史や伝承を丹念にリサーチし、映像、インスタレーション、サウンド、演劇といったジャンルを自由に横断しつつ、出身地のシンガポールを軸にして、アジアを舞台にした作品を展開してきた。今展では、近代から現在まで日本の大衆文化を反映してきた妖怪に焦点を当て、ホーが新たに考案したユニークな妖怪も入り交じるアニメーションで制作された百の妖怪が闇を練り歩き、戦争を挟んだ日本の文化史や精神史を浮かび上がらせる。