イサム・ノグチ Tools

神戸市 竹中大工道具館 TEL.078-242-0216

開催期間:2023年3月4日(土)~5月7日(日)

20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチ(1904〜88)は、木や石はもちろん、金属や粘土、時には紙など、さまざまな素材を用いて作品制作に取り組んだ。その幅広い創作活動は、少年時に茅ヶ崎の自宅を新築する際に知り合った大工から木工の手ほどきを受け、道具一式を携えて渡米したときに始まったとも言われている。今展では、ニューヨークのノグチ・ミュージアムに保存されている西洋の道具と日本の道具が入り交じったコレクションをはじめ、実際にノグチが使用した道具を展観。光の彫刻作品〈あかり〉の製作映像と道具も公開され、ノグチの作品の制作過程において「素材」と「技術」がいかに密接に関係していたのかに着目する。