横尾忠則　ワーイ！★Y字路

美術家・横尾忠則（1936〜）が、2000年、故郷の兵庫県西脇市で夜の三叉路をストロボ撮影したところ、見慣れたはずの景色が全く異なる風景となって立ち現れた。この写真からインスピレーションを得て「Y字路」シリーズに着手、重要なライフワークとなっていった。2015年、横尾忠則現代美術館では2006〜2015年の作品による「横尾忠則　続・Y字路」を開催したが、今展はそれを補完するもの。シリーズの原点である初期作品（2000〜2005年）および新近作（2016年〜）により、多彩な「Y字路」シリーズの魅力に迫る。シリーズ誕生20周年を記念し、2020年度に開催される予定だったが、コロナ禍により延期されていた。