没後50年 福田平八郎

日本画家・福田平八郎（1892〜1974）の、関西では「福田平八郎展」（京都国立近代美術館、2007年）以来17年ぶりの大規模な回顧展。大阪の美術館では初、大阪中之島美術館では初めての日本画家の回顧展となる。大分市生まれの平八郎は、18歳で画家を志して京都に出、以後、大正から昭和にかけて京都で活躍した。今展では、近代日本画の新境地を拓いたとされる《漣（さざなみ）》（重要文化財、大阪中之島美術館蔵）や、《竹》（京都国立近代美術館蔵）、《雨》（東京国立近代美術館蔵）などの代表作をはじめとする、初期から晩年までの優品120件以上を展示。写生帖や素描も多数紹介する。（会期中一部展示替えあり）。