響きあう名宝—曜変・琳派のかがやき—

千代田区 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2022年10月1日(土)~12月18日(日)

三菱第2代社長・岩﨑彌之助(1851〜1908)が1892年、神田駿河台に創設した静嘉堂文庫は、子の第4代社長・岩﨑小彌太(1879〜1945)により高輪、世田谷岡本へと移転。1977年より美術品の一般公開を始めた。1992年、静嘉堂創設100周年を記念し、静嘉堂文庫美術館を新設。2021年まで展覧会を開催してきたが、創設130年の今年、彌之助が美術館建設を願っていた東京丸の内の「明治生命館」(1934年竣工、重要文化財)の1階に展示ギャラリーを移転。「静嘉堂@丸の内」の愛称とともにオープンした。開館記念展の第1弾となる今展では、国宝《曜変天目》、同・俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》をはじめ、静嘉堂が所蔵する国宝7点全てを含む茶道具・琳派作品・中国書画や陶磁器・刀剣などの名宝80件(前後期で展示替えあり)を展観する。