電線絵画展—小林清親から山口晃まで

練馬区 練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821

開催期間:2021年2月28日(日)~4月18日(日)

1854年、ペリーによる電信機実験を写生した日本最古の電線、電信柱の図にはじまり、画面中央に文明開化の象徴として電信柱を描いた小林清親(1847〜1915)の版画、東京が拡大していく証として電柱を描いた岸田劉生(1891〜1929)、モダン都市のシンボルとして路面電車の架線を登場させた小絲源太郎(1887〜1978)、東京の街の変容をとらえた木村荘八(1893〜1958)、自ら《電線風景》と名付けた作品を多数残した浅井閑右衛門(1901〜1983)らの油彩画から、電柱や電線にその視点を向けている山口晃(1969〜)をはじめとする現代美術の作家たちによる絵画、立体、写真まで、約130点の作品に描かれた電線、電柱を通して、近代都市・東京を新たな視点で見つめなおす。