陶技始末—河井寬次郎の陶芸

大阪市 中之島香雪美術館 TEL.06-6210-3766

開催期間:2022年6月18日(土)~8月21日(日)

陶芸家・河井寬次郎(1890〜1966)は、1920年、京都の五条坂に窯を求めて「鐘溪窯(しょうけいよう)」と命名して以来、同地を拠点に活躍。柳宗悦(1889〜1961)らと民藝運動を創始し、生活に根ざしたうつわを追求した。戦後は用途をもたない陶彫による造形作品も展開。展覧会のタイトル「陶技始末(とうぎしまつ)」は、河井が各地の窯場を訪問した際の実見録を民藝運動の機関誌『工藝』に寄稿していた連載のタイトル。今展では、これまでに紹介されていなかった河井の陶芸作品を中心に、創作活動の始まりから終わりまでをたどり、併せて、河井を支援した関西の収集家たちによるコレクションも紹介。計約100点を展示する。