開館55周年記念 上村松園・松篁—美人画と花鳥画の世界—

日本初の日本画専門の美術館として1966年に開館した山種美術館の創立者・山﨑種二（1893〜1983）は、美人画の名手として知られる京都の女性画家・上村松園（1875〜1949）と親しく交流しながら、代表作《砧》（1938年）、《牡丹雪》（1944年）を含む18点の作品を収集。花鳥画を得意とした松園の長男・上村松篁（1902〜2001）の逸品《白孔雀》（1973年）を含む作品9点とあわせ、初めて一堂に展観する。「西の松園、東の清方」と称され、同時代に活躍した鏑木清方や伊東深水らの美人画、松篁の長男・上村淳之（1933〜）らによる花鳥画もあわせて紹介。