西行—語り継がれる漂泊の歌詠み—

平安時代末期の歌人・西行（さいぎょう、1118〜90）は、日本で最も知られた歌人といわれ、さまざまなイメージで語り継がれながら日本の文化に多大な影響を与えてきた。今展は、「第一部 西行とその時代」「第二部 西行と古筆」「第三部 西行物語絵巻の世界」「第四部 語り継がれる西行」の四部構成で、世に数点しか伝わらない稀少な西行自筆の手紙をはじめ、「西行」をテーマとした古筆・絵画・書物・工芸など、国宝4件、重要文化財20件を含む名品約100点を一堂に展観する（会期中一部展示替えあり）。