藤田嗣治 エコール・ド・パリの時代

北佐久郡軽井沢町 軽井沢安東美術館 TEL.0267-42-1230

開催期間:2024年3月7日(木)~7月23日(火)

軽井沢安東美術館 展示室2
(中央)《二人の少女》1918年、(左)《腕を上げた裸婦》1924年、(右)《街はずれの門》1918年

1913年、パリに渡った藤田嗣治(1886〜1968)が目にしたのは、自由な作風を謳歌する画家たちの姿だった。1920年代、パリのモンマルトルやモンパルナス界隈には「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれる若い画家たちが集い、制作活動を行っていたが、藤田もやがてその一員となり、乳白色の作品により時代の寵児となっていく。今展では、軽井沢安東美術館で初公開となる《二人の少女》(1918年)をはじめ、渡仏から「乳白色の下地」の完成にいたるまで、独自のスタイルを模索しながら制作にあたった初期作品を中心に紹介。当時のパリで撮影された藤田の写真も参考として展示する。