英国で始まり—濱田・リーチ 二つの道—

芳賀郡益子町 益子陶芸美術館 TEL.0285-72-7555

開催期間:2020年6月28日(日)~11月8日(日)

「英国で始まり」とは、濱田庄司(1894〜1978)が自身の半生を回顧した有名な言葉「私の陶器の仕事は、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」の一節。濱田は今から100年前の1920年、バーナード・リーチ(1887〜1979)とともにイギリスに渡り、南西端の港町セントアイヴスに登り窯を築いた。そこから、イギリス近代陶芸の礎となったリーチ派と呼ばれる作家たちが誕生している。イギリスの個人陶芸の系譜と、イギリスで始まった濱田の陶芸が益子の近代陶芸にいかなる影響を与えたのか、二つの地での陶芸の展開を、60作家による作品約170点により紹介する。