芥川龍之介と美の世界二人の先達—夏目漱石、菅虎雄

三浦郡葉山町 神奈川県立近代美術館 葉山 TEL.046-875-2800

開催期間:2024年2月10日(土)~4月7日(日)

大正時代の作家・芥川龍之介(1892〜1927)は、明治の文豪・夏目漱石(1867〜1916)の弟子を自任していた。今展では、漱石の古い親友で、芥川にとっては高校時代のドイツ語の先生だった菅虎雄(1864〜1943、久留米出身)も含めた3人の関係に注目。禅や書に精通した菅と2人の作家との交流をたどりつつ、芥川の美意識の形成に深く関わる原稿や書籍、美術作品など約300点を展示(会期中、展示替えあり)。芥川の眼を通した美の世界を紹介する。
木茂(もくも)先生こと美術史家・青木茂(あおき・しげる、1932〜2021)が蒐め、神奈川県立近代美術館に寄贈した蔵書「青木文庫」は1万冊に及ぶ。この中から明治期の貴重な資料を紹介するほか、青木の調査によって明らかとなった2019年収蔵の高橋由一旧蔵作品《負翼童子》(作者不明)を修理後初公開するコレクション展「木茂先生と負翼童子」を同時開催。

久留米市美術館 2023年10月28日(土)〜2024年1月28日(日)(終了)