細密工芸にみる生き物たち

京都市 清水三年坂美術館 TEL.075-532-4270

開催期間:2022年6月18日(土)~9月11日(日)

日本の美術工芸品には、古来よりさまざまな生きものたちが描かれ、その姿かたち、生態や名称から意味が重ねられ、季節や暦、吉祥などを表す意匠に用いられてきた。江戸時代の中期以降、写実的な表現が取り入れられるようになると、生きものたちの持つ質感が再現され、今にも動き出さんばかりの躍動感や緊張感が表現されるようになる。館蔵の幕末・明治期の刀装具や印籠、花瓶や香炉といった調度品を紹介する。