秋野不矩—あふれる生命（いのち）の輝き秋野不矩美術館開館20周年　秋野不矩生誕110年記念

現在、浜松市秋野不矩美術館が建つ二俣町に生まれた秋野不矩（1908〜2001）は、19歳で画家の道を志し、始め千葉の石井林響（1884〜1930）に、次いで京都の西山翠嶂（1879〜1958）に師事し、官展での入選・受賞を重ねていたが、1948年、新しい日本絵画の創造を掲げる在野の公募団体・創造美術（現・創画会）の結成に参画。1962年のインド滞在を経て、インドの情景を描く独自の画風を築き上げた。画業初期から晩年にいたる作品110点を前後期総入れ替えで展示する。