生誕150年 大下藤次郎と水絵の系譜

館林市 群馬県立館林美術館 TEL.0276-72-8188

開催期間:2020年10月10日(土)~12月13日(日)

西洋画の技法として日本に紹介された水絵(みずえ)すなわち水彩画は、明治中期以降に黄金期を迎える。その立役者として活躍した大下藤次郎(1870〜1911)は、数多くの風景水彩画の名品を残しただけでなく、手引書『水彩画之栞』(1901年)などの著作や、水彩画専門誌として始まった美術雑誌『みづゑ』の刊行(1905年)、講習会などを通じて水彩画の普及を図った。大下の生涯と画業を振り返るとともに、水彩を愛する仲間たち、丸山晩霞(1867〜1942)、三宅克己(1874〜1954)、吉田博(1876〜1950)、石井柏亭(1882〜1968)らの作品も紹介する。