特別陳列 帝国奈良博物館の誕生—設計図と工事録にみる建設の経緯—

奈良市 奈良国立博物館 TEL.050-5542-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年2月6日(土)~3月21日(日)

帝国奈良博物館(現在の奈良国立博物館なら仏像館)は、1894(明治27)年12月に竣工し、翌年4月に開館。設計は、工部大学校造家(ぞうか)学科(東京大学工学部建築学科の前身)の第一期卒業生で、当時宮内省内匠(たくみ)寮技師だった片山東熊(かたやま・とうくま、1854〜1917)で、奈良県で最初の西洋建築として知られている。近年行われた設計図と工事録の分析を通して、建築の経緯を振り返る。東大寺二月堂で行われる仏教法会である、お水取り〈修二会(しゅにえ)〉で用いられた法具や、歴史と伝統を伝える絵画、古文書、出土品などを展示する「特別陳列 お水取り」を同時開催。