版画の青春 小野忠重と版画運動—激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち—

町田市 町田市立国際版画美術館 TEL.042-726-2771

開催期間:2024年3月16日(土)~5月19日(日)

昭和初期の1932(昭和7)年、小野忠重(おの・ただしげ、1909〜90)や武藤六郎(むとう・ろくろう、1907〜95)ら20代はじめの青年たちが「新版画集団」を結成し、「版画の大衆化」を掲げて版画運動を開始。この後、1936年に一旦解散するが、小野や清水正博(しみず・まさひろ、1914〜2011)らメンバーの一部が1937年に「造型版画協会」を結成して版画運動を継続・発展させた。今展では、「新版画集団」と「造型版画協会」のリーダーだった小野の旧蔵品を中心とした約300点の作品により、戦争を迎えようとしていた激動の時代の版画運動の諸相を探る。