海を渡った漆器Ⅲ—輸出漆器の技法

佐倉市 国立歴史民俗博物館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2020年12月15日(火)~2021年2月7日(日)

16世紀後半以降、大量の漆器が日本の特産品として海外に向けて輸出されたが、これらの漆器は西洋人の注文によるもので、西洋に由来する形態の家具調度に日本の伝統的な装飾技術である蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)の装飾をほどこしたもの。この展示では、漆器の技法に注目し、日本の蒔絵を模倣した「描金」技法による中国製の輸出漆器をあわせて展示し、蒔絵の特長や日本製の漆器の何が西洋人の心をとらえたかを考える。