洋画の青春—明治期・三重の若き画家たち藤島武二没後80年 鹿子木孟郎生誕150年

津市 三重県立美術館 TEL.059-227-2100

開催期間:2024年1月27日(土)~4月14日(日)

日本で油彩画が普及し始めた頃、後に近代美術史に名を遺す藤島武二(1867〜1943)、鹿子木孟郎(1874〜1941)、赤松麟作(1878〜1953)らが図画教師として三重に赴任し、それぞれの影響や足跡をこの地に残した。三重では20代のひとときを過ごしたにすぎないが、三重という〈停車場(プラットフォーム)〉から旅立ち、藤島は東京で、鹿子木は京都で、赤松は大阪でそれぞれ洋画家として活躍し、後進を育てて教育者としても活躍した。今展では、三重県立美術館のコレクションの中でも重要な位置を占める洋画をテーマに据え、三重にゆかりのある画家たちの画業を振り返るとともに、当時の三重の美術状況や美術教育についてあわせて紹介する。