没後70年 山脇信徳展極端から極端へ—印象派を越えて郷土へ

高知市 高知県立美術館 TEL.088-866-8000

開催期間:2022年3月30日(水)~5月15日(日)

高知市生まれの画家・山脇信徳(1886〜1952)は、東京美術学校在学中の1909年、第3回文展に出品した《停車場の朝》が、陶芸家・バーナード・リーチ(1887〜1979)や彫刻家・高村光太郎(1883〜1956)の眼に留まり、印象派の画家モネと重ねて称賛された。1912年から滋賀県、1922年から満洲で教員を務めた後、1925年から1927年まで欧州へ留学。帰国後は高知で制作を続けながら、県展の発足や後進芸術家の育成など故郷の文化芸術推進に貢献した。高知県立美術館所蔵作品約60点を同時代の作家たちの作品と共に展示する。