没後40年 山中信夫☆回顧展(リマスター)

宇都宮市 栃木県立美術館 TEL.028-621-3566

開催期間:2022年7月16日(土)~9月4日(日)

ピンホールの魔術師と呼ばれた山中信夫(1948〜1982)は、《川を写したフィルムを川に映す》(1971年)という衝撃的な35mmフィルム映像作品で鮮烈なデビューを果たした後、写真装置の原点であるピンホール(針穴)に、撮影しながら同時に映写する映像装置という革命的な解釈を施したピンホール写真を展開。第15回サンパウロ・ビエンナーレ(1979年)、第12回パリ・ビエンナーレ(1982年)に現地制作のサイト・スペシフィックな大作で参加するなど国際的に高い評価を得ていたが、展覧会の開催に先立ち滞在中のニューヨークで、1982年急逝。遺族より寄贈された栃木県立博物館所蔵作品を中心とする、写真や映像作品、関連資料など約150点の現存する代表作に加え、すでに廃棄された作品や所在不明の作品も貴重なアーカイブ複製資料などにより跡付け、その活動の展開をたどる。