村田理如 蒐集の軌跡Ⅰ開館20周年記念展示

京都市 清水三年坂美術館 TEL.075-532-4270

開催期間:2020年11月21日(土)~2021年2月7日(日)

清水三年坂美術館は、幕末・明治の七宝・金工・蒔絵・京薩摩などを常設展示する日本で初めての美術館として2000年に開館した。展示する作品は、全て館長の村田理如(むらた・まさゆき、1950〜)が30年以上にわたって蒐集したもの。幼時から美しいもの、面白いものが好きで、物心がつく頃には石や昆虫、切手などを蒐集していたという村田は、1980年代後半、出張先のニューヨークのアンティーク店で出会った幕末の印籠をきっかけに、幕末・明治の細密工芸の蒐集を開始。優れた作品の大半が海外に流出していることから海外オークションなどで入手することとなった。今展では、村田が明治工芸と出会う前に集めた名品・珍品を2期に分けて紹介。第1期は、化石、鉱物、引責、エミール・ガレのガラス工芸、万華鏡、切手、蝶がモチーフの明治工芸ほかを展示する。