杉浦非水時代をひらくデザイン

津市 三重県立美術館 TEL.059-227-2100

開催期間:2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)

日本の商業デザインの近代化に大きく貢献したグラフィックデザイナー杉浦非水(すぎうら・ひすい、1876〜1965)。1908〜34年、三越呉服店(のち三越百貨店)のポスターやPR誌のデザインを多数手がけたのをはじめ、《東京地下鉄道(現・東京メトロ銀座線上野—浅草区間)開業広告ポスター》(1927年)の制作や、大蔵省専売局(現・日本たばこ産業株式会社)の嘱託として《響》(1932年)、《NIKKŌ》(1949年)などタバコのパッケージデザインも行った。非水の故郷にある愛媛県美術館のコレクションを中心に、初期から晩年にいたる図案の仕事とあわせ、非水に影響を与えた黒田清輝(1866〜1924)や友人らとの交流を紹介。三重会場でのみ、20代前半の非水と親友の洋画家・中澤弘光(1874〜1964)が、1901年に発行された与謝野晶子の歌集『みだれ髪』に感銘を受けて制作した《みだれ髪歌がるた》(三重県立美術館蔵1枚、個人蔵27枚)を前後期に分けて初めてすべて公開する。【公式サイト】

島根県立石見美術館 2021年7月3日(土)〜8月30日(月)(終了)
たばこと塩の博物館(東京)  2021年9月11日(土)〜11月14日(日)(終了)
福岡県立美術館 2020年4月15日(金)〜6月12日(日)