本と絵画の800年吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション

練馬区 練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821

開催期間:2023年2月26日(日)~4月16日(日)

建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社が長年収集してきた近代フランス絵画と日本画・洋画を中心としたコレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有する貴重書のコレクションより、絵画と本との結びつきに注目して選んだ約200点を紹介する。「第1章 ヨーロッパ中世・ルネサンスの美しい本の世界」では、ヨーロッパ中世・ルネサンス期の美しい彩色写本を、「第2章 近代における書物:美しい本が芸術となるまで」では、19世紀のイギリスで中世の書物に影響を受け、理想の本づくりを追求したリュシアン・ピサロ(1863〜1944、画家カミーユ・ピサロの長男)が設立したエラニー・プレスのコレクションを中心に紹介。「第3章 本と絵画でみる日本の美術」では、吉野石膏コレクションゆかりの日本画家たちにまつわる書籍の仕事とともに彼らの絵画を展示する。今展では、同時代の書物と絵画をともに展示することで、両者が関わりあいながら歩んできた歴史をたどることができる。