朝鮮美術の精華—絵画と工芸—

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2022年5月20日(金)~6月26日(日)

アジア大陸の東端に位置する朝鮮半島には、高句麗(こうくり)、百済(くだら)、新羅(しらぎ)、高麗(こうらい)、朝鮮王朝などの国が建ち、中国大陸の美術などを受容しながら、それぞれの時代に独特な芸術文化が築かれた。「高麗仏画」と呼ばれる細緻で華麗な仏画を生み出した高麗(918〜1392)の《楊柳観音図》や、500年あまりにわたって半島を統一した朝鮮王朝(1392〜1910)の多彩な書画や工芸など約60件を紹介。15世紀の宮廷画家によるとされる伝安堅筆《漁村夕照図・平沙落雁図》は、修理後初公開となる。