日本刀の華 備前刀

世田谷区 静嘉堂文庫美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2019年4月13日(土)~6月2日(日)

現在、静嘉堂が所蔵する刀剣約120振のうち、約4割は、日本の伝統的な生産地の中で最も長い歴史と優れた品質、圧倒的な生産量を誇る備前(岡山県南東部)で作られた備前刀が占めている。重要文化財4振を含む在銘の名刀約30振を、それぞれの見どころの解説とともに一堂に展示。古備前刀工の作をはじめ、それに続く一文字派、長船派をはじめとする各流派による作風の展開をたどる。創設者の岩﨑彌之助(1851〜1908)の収集のなかから、息子の小彌太(1879〜1945)が選び、1933年に昭和天皇に献上した《太刀 銘 備前国長船光忠》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)が85年ぶりに里帰り出品される。