故宮の世界日中国交正常化50周年記念

台東区 東京国立博物館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2022年7月26日(火)~9月19日(月・祝)

中国の首都・北京の中心に位置する故宮博物院は、かつては紫禁城と呼ばれ、約500年にわたり中国を統治した明・清の両王朝の歴代皇帝が国を治める拠点として造営された壮麗な宮殿だった。現在は186万件以上の膨大なコレクションを所蔵する博物館となっている。今展ではVR(バーチャル・リアリティ)によって再現された清王朝最盛期の紫禁城での散策、高精細3D(3次元)データで眼前に現れた珠玉の工芸品の鑑賞、超大画面シアターに投影された北宋時代の青緑山水の傑作、王希孟(1096〜1119)の「千里江山図巻」の11.9mにおよぶ長大な画中への没入体験などを通じて、中国美術の奥深さを紹介。さらに、東京国立博物館が所蔵・監理するコレクションより、歴代皇帝や宮廷にゆかりのある文化財を展示する。