性差(ジェンダー)の日本史

佐倉市 国立歴史民俗博物館http://www.rekihaku.ac.jp/ TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2020年10月6日(火)~12月6日(日)

人々を「男」と「女」に二分し異なる役割を定める社会は、古代律令国家の形成とともに形づくられ、家が政治空間の場となった中世・近世、政治の場から女性を完全に排除する近代国家の確立を経て、現代にいたっている。その過程を、栃木県甲塚古墳出土の重要文化財《柄杓を持つ女性埴輪》、同《機を織る女性坐像埴輪》(3D映像資料のみ)、新吉原遊郭の遊女の直筆書状や日記、ユネスコ「世界の記憶」の山本作兵衛の炭鉱記録画《入坑(母子)》などを含む280点以上の資料を通して検証。ジェンダーが、古代から現代までの日本社会の歴史の中でどのような意味を持ち、どう変化してきたのかを問う。土日祝日、終了日前1週間は、ウェブからのオンライン入場日事前予約のこと。