師・黒田清輝 妻・鴇田とみ 藤田嗣治 東京美術学校から渡仏へ

秋田市 秋田県立美術館 TEL.018-853-8686

開催期間:2019年11月30日(土)~2020年1月26日(日)

藤田嗣治(1886〜1968)は、1905年、東京美術学校西洋画科に入学し、黒田清輝(1866〜1924)の指導を受け、卒業後の1913年に渡仏。パリの美術潮流に触れ、東京美術学校での教育を批判することになる。藤田の1910年代に焦点をあて、東京美術学校在学中に制作した人物画、近年発見された《榛名湖》(1911年)など渡仏前に描いた風景画を展示。渡仏後に新婚の妻・鴇田とみへ送った藤田の書簡により、画家としてめざした方向性や妻への想いを紹介する。黒田については、在仏中(1884〜1893年)の作品、帰国後に描いた「構想画」の下絵、黒田が監修した東京駅壁画の資料などを展示。