岡﨑乾二郎視覚のカイソウ

造形作家・岡﨑乾二郎（1955〜）は、1981年の初個展「たてもののきもち」（村松画廊、東京）でレリーフ〈あかさかみつけ〉シリーズを発表して以来、彫刻、絵画、映像、メディア・アート、建築からテキスタイル作品、舞台美術、絵本、タイル、描画ロボットによるドローイングまで、あらゆるジャンルで精力的に制作を続けてきた。修景保存活動、教育活動、展覧会のキュレーションや多分野にわたる批評など、造形にとどまらない旺盛な活動でも知られる。豊田市美術館のほぼ全館を使用し、大小さまざまな部屋ごとに次々と展開する展示により、その活動の全貌を紹介する。