山水画と風景画のあいだ—真景図の近代

下関市 下関市立美術館 TEL.083-245-4131

開催期間:2022年8月20日(土)~10月16日(日)

中世から江戸時代まで日本で描かれた山水画は、中国の水墨の山水画を手本としていたため中国の風景を描いたものが主流だったが、浦上玉堂(1745〜1820)や谷文晁(1763〜1841)らが、日本の特定の場所に基づいた山水画=真景図を描くようになり、これを契機として江戸時代にはさまざまな風景表現が生まれた。今展では、「第一章 真景図のはじまり」「第二章 下関と長州の風景表現」「第三章 近代風景画の成立」の3章構成で、18世紀末から20世紀初頭の日本の風景表現のうつりかわりをたどる。山水画・文人画・洋風画・浮世絵・日本画・洋画などのジャンルや流派にこだわらず、下関市立美術館所蔵品約25点を含めた約100点の作品を展観。【出品目録】