人間栖鳳生誕160年 知られざる竹内栖鳳

大阪市 髙島屋史料館 TEL.06-6632-9102

開催期間:2024年3月9日(土)~7月1日(月)

近代京都画壇を代表する竹内栖鳳(1864〜1942)は、20代半ば頃より、髙島屋の画室に画工として勤務していた。当時の髙島屋は、輸出用染織品の下絵制作のため、外国の雑誌や画集、写真集などを収集し、栖鳳ら若い画工とともに、世界で通用する絵を研究する場だった。時を経て栖鳳監修のもとに髙島屋が制作した“美術染織品”は各国の博覧会で高い評価を受け、製品は続々と海を渡っていった。生涯を通じて髙島屋と深い関わりを持った竹内栖鳳の生誕160年を記念する今展では、栖鳳の代表作から書簡まで、髙島屋史料館所蔵品を第Ⅰ部(3月9日(土)〜5月6日(月・振休))、第Ⅱ部(5月18日(土)〜7月1日(月))に分けて余すところなく公開し、喜び、怒り、詫び、笑う—知られざる「人間栖鳳」の素顔を紹介する。