中村正義展—日本画を超えて—

浜松市 浜松市秋野不矩美術館 TEL.053-922-0315

開催期間:2023年1月28日(土)~3月19日(日)

日本画の枠を超えたその画風により「画壇の風雲児」と呼ばれながらも52歳の若さで逝去した愛知県豊橋市出身の画家・中村正義(1924〜77)の回顧展。1946年より、中村岳陵(1890〜1969)の画塾・蒼野社で日本画を学び、入門後まもなく日展に初入選。36歳で新日展の審査員に選ばれるが、日本画壇の古い体質への反発心などから翌1961年、岳陵の画塾と日展からも離れ、前衛的な独自の道を歩んだ。今展では、中村の日本画の既成概念を超越した画業と、病と闘いながらも純粋に自己を見つめ続けた姿を、作品を通して紹介する。