万物資生|中村裕太は、資生堂と   を調合する資生堂創業150周年

中央区 資生堂ギャラリー TEL.03-3572-3901

開催期間:2022年2月26日(土)~5月29日(日)

資生堂は、1872年、創業者・福原有信(ふくはら・ありのぶ、1848〜1924)により日本初の民間洋風調剤薬局として銀座に開業。社名は、中国の儒教の経典であり占いの書でもある『易経』の一説「至哉坤元 万物資生(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる)」に由来し、東洋哲学と西洋科学の融合をこの言葉に込めた。1910年代、資生堂は薬品から化粧品事業へと本格的に舵を切り、初代社長・福原信三(ふくはら・しんぞう、1883〜1948)以降も、社名に込められた思いを引き継ぎ、150年にわたる事業活動を行ってきた。今展では、文献調査やフィールドワークをもとに作品を発表してきた美術家・中村裕太(1983〜)とともに、企業資料を用いながら「万物資生」という思想を複層的に浮かび上がらせていく。