マン・レイのオブジェ日々是好物｜いとしきものたち

写真、絵画、オブジェ、映画、デザインなどあらゆる領域で活躍した多才な芸術家マン・レイ（1890〜1976）。今展は、国内で初めてオブジェに特化した展覧会となる。芸術家としての道を歩み始めたニューヨーク（1890〜1921年）、シュルレアリストとして活動したパリ（1921〜1940年）、戦渦を逃れ移住したハリウッド（1940〜1951年）、ふたたび拠点を移したパリ（1951〜1976年）のほぼ年代順に、《ニューヨーク17》、《贈り物》、《破壊されざるオブジェ》などの代表作を含む国内所蔵のオブジェおよそ50点を中心に、関連する作品や資料を合わせた約150点を紹介。マン・レイが『我が愛しのオブジェ』と題して約30点のオブジェを取り上げた手書きのアルバム（1944年、ストックホルム近代美術館蔵）の内容を、全ページ日本語字幕とともにスライドショーにより日本初公開する。