ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画

渋谷区 太田記念美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2023年6月3日(土)~7月26日(水)

パリ生まれのポール・ジャクレー(1896〜1960)は、3歳の時に来日し、亡くなるまで日本で暮らした。10代の頃、池田輝方(1883〜1921)・蕉園(1886〜1917)夫妻に日本画を学び、歌麿風の肉筆美人画を制作。30代前半、ミクロネシアの島々を訪れ、島民たちの姿を水彩画で描いた。1934年頃から、摺師や彫師の協力を得て、南洋、そして日本、朝鮮、中国といったアジアの人々を描いた木版画を次々と刊行。今展は、ジャクレーの新版画全162点(前・後期で全点展示替え)を紹介する首都圏では初の展観。