ブランクーシ本質を象る

中央区 アーティゾン美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年3月30日(土)~7月7日(日)

ルーマニア出身の彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(1876〜1957)の日本の美術館で初となる大規模な個展。1904年にパリに出て、オーギュスト・ロダン(1840〜1917)のアトリエに助手として招き入れられたが、短期間で離れて独自に創作に取り組み始め、純粋なフォルムの探究を通じて、ロダン以降の20世紀彫刻の領野を切り拓いた。ブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館等より借用の彫刻作品約20点に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品を加えた計約90点により、ブランクーシの創作活動の全体を紹介。パリに出て間もない時期に造型への関心を共有したアメデオ・モディリアーニ(1884〜1920)、ブランクーシのアメリカでの受容に尽力したマルセル・デュシャン(1887〜1968)、短期間ながら助手としてブランクーシのもとで直彫りを学んだイサム・ノグチ(1904〜88)などとの接点も紹介する。
「石橋財団コレクション展 特集コーナー展示 清水多嘉示」を同時開催。