ヒューマンビーイング—藤野天光、北村西望から三輪途道のさわれる彫刻まで

館林市 群馬県立館林美術館 TEL.0276-72-8188

開催期間:2024年1月27日(土)~4月7日(日)

美術表現の基本といえる人物像に焦点を当てた展覧会。日本では戦前から戦後にかけて、西洋の影響を受けながら写実表現を追求した「官展アカデミズム」と呼ばれる作家たちがいた。今展では、その系譜にいる館林生まれの藤野天光(ふじの・てんこう、1903〜74)の生誕120年を記念し、師の北村西望(きたむら・せいぼう、1884〜1987)の作品とともに特集。群馬県下仁田町生まれの彫刻家・三輪途道(みわ・みちよ、1966〜)は、2021年に病気で目が見えなくなったことをきっかけに、それまでの木彫から粘土と漆を用いた脱乾漆の制作に取り組んでいる。群馬県立館林美術館所蔵、あるいは寄託された現代作家の絵画・彫刻作品からもさまざまな人物表現を紹介する。