ドローイングの可能性

江東区 東京都現代美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2020年6月2日(火)~6月21日(日)(会期変更)

線を核とするさまざまな表現を現代におけるドローイングと捉え、その可能性を3つの文脈から再考する。「1. 言葉とイメージ」では、自ら書き下ろしたテキストを作品化したアンリ・マティス(1869〜1954)の挿絵本と、書家の石川九楊(1945〜)の作品を、「2. 空間へのまなざし」では、彫刻家・戸谷成雄(1947〜)が自ら「視線体」と呼ぶ近年の作品、紙や壁の上にグルーガンで糸を糊付する方法でドローイングを制作する盛圭太(1981〜)の作品、草間彌生(1929〜)の初期のドローイング、「3. 水をめぐるヴィジョン」では、礒辺行久(1935〜)の初期の版画から近年のプロジェクトのドローイング、古今の画家による要素をとりあげながら自らの絵画の可能性を追求する山部泰司(1958〜)の作品を紹介。