ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展

ドレスデン国立古典絵画館は、ドイツ東部ザクセン州の州都ドレスデンにあり、17〜18世紀の2代のザクセン選帝侯のコレクションを基礎とする美術館。同館が所蔵する2点のヨハネス・フェルメール（1632〜1675）作品の内、初期の傑作として名高い《窓辺で手紙を読む女》について、2017年から行われた大規模な調査・修復プロジェクトにより背後の壁に描かれその後上塗りされていたキューピッドを描いた画中画がフェルメール自身が描いたものであるとして、上塗りを除去する修復が行われた。修復後の作品を所蔵館以外で公開するのは世界初。修復の過程についてもパネルや映像により紹介する。さらに、レンブラント、メツー、ファン・ライスダールらによる17世紀オランダ絵画の黄金期に描かれたさまざまなジャンルの作品約70点を展観する。