シアトル→パリ 田中保とその時代

さいたま市 埼玉県立近代美術館 TEL.048-824-0111

開催期間:2022年7月16日(土)~10月2日(日)

埼玉県岩槻生まれの田中保(たなか・やすし、1886〜1941)は、18歳で移民として渡米。シアトルで働きながら独学で絵を学び、画家としての地位を確立した。1920年にパリに移住した後は、サロン・ドートンヌなどに出品を重ねて評価を高め、肖像画や裸婦像などの分野で自らの芸術を開花させたが、生前に祖国日本では認められることがなかった。埼玉県立近代美術館では、1997年以来25年ぶりの回顧展。館蔵コレクションを中心に借用作品を交え、最新の研究成果によって田中の画業を振り返る。あわせて田中が生活した20世紀初頭のシアトルの状況や、パリで同時期に制作した美術家を紹介。