コレクション大公開 相原求一朗展 アンコール

川越市 川越市立美術館 TEL.049-228-8080

開催期間:2022年7月16日(土)~9月4日(日)

川越の商家に長男として生まれた相原求一朗(1918〜99)は、家業に従事しながら独学で絵を描き続けていた。兵役により足かけ5年を満洲の広大で荒涼とした大地で過ごした後、戦後1948年に猪熊弦一郎(1902〜93)に師事したことで画家への道が開かれ、経営者を続けながらも、新制作協会を拠点に満洲を思い起こさせる北海道の大自然を描いた作品の発表を続けた。2018年から2019年にかけて巡回した相原の生誕100年没後20年を記念する回顧展「相原求一朗の軌跡—大地への挑戦」(川越市立美術館、北海道立近代美術館、脇田美術館(軽井沢))が大反響を呼んだことからアンコールとして開かれる今展では、新たにコレクションに加わったスケッチやデッサンの公開を兼ね、川越市立美術館所蔵の相原作品約50点を、開館20周年目にして初めて一挙公開する。