クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ

パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドンのヴィクトリア＆アルバート美術館、上海のロング・ミュージアム（西岸館）、中国の成都当代美術館、ニューヨークのブルックリン美術館、ド ーハのM7など世界を巡回してきた展覧会。建築、都市計画、文化分析に参画する国際的な建築設計事務所0MAのパートナーである建築家・重松象平（1973〜）が、日本文化へのオマージュとしてデザインした新しい空間演出の中で、創設者クリスチャン・ディオール（1905〜57）が影響を受けた芸術や庭園への愛、華やかな舞踏会の世界、コレクション設立以来インスピレーションの源泉となった日本の豊かな創造性などを紹介。ディオールと日本との長年にわたる親交の歴史を、ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブ資料により映し出す。東京都現代美術館の所蔵作品から厳選した美術作品や、写真家・高木由利子（1951〜）が今展およびポスターのために撮り下ろした写真なども展示する。